ごあいさつ

環境価値創造企業として、
「人々の大切な場所を守り続ける」

当社グループは、2022年11月に創立50周年を迎えました。これは、お客さまや地域社会をはじめとしたステークホルダーの皆さまの支えのもと、各時代の経営陣や従業員が「施設の安全・安心を守る」という創立の思いを繋ぎながら、様々な挑戦を続けてきた結果に他なりません。
当社グループは、これからも環境変化に適応しながら自らを絶えず変革していくことで、 環境価値創造企業として、人々の大切な場所を守り続けてまいります。

イオンディライトグループの原点

当社グループの原点は1972年5月に大阪で発生した千日デパート火災にあります。
死者118名を出す日本ビル火災史上最悪の大惨事となりました。二度とこのような悲惨な事故を 起こしたくない。そのために施設管理の「知識や技術」といった高い専門性を身につけ、「施設の安全を追求し、お客さまに安心して、ご来店いただける環境を提供したい」。これが当社グループ創立の思いです。悲惨な事故に対する強烈な反省から、従業員わずか数名でスタートを切った会社も、今や日本全国、アジア各地でサービスを提供する従業員2 万名を超える企業集団へと成長しました。

アジアで社会課題を解決する環境価値創造企業へ

イオンディライトは2006年に前身となるジャパンメンテナンスとイオンテクノサービスが経営統合し誕生しました。そして、このイオンディライトという新たな会社がさらに飛躍するために何が必要かを議論し、生まれたのが現在の経営理念「私たちは、お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」です。
「環境価値の創造」という言葉には、創立の思いである「安全・安心」から、さらに自らの提供価値を「清潔」や「快適」、「環境負荷低減」に至るまで広げることで、志をより高く「人々の大切な場所を守り続ける会社となっていきたい」という思いが込められています。 また、この経営理念をもとに、自らが事業を通じて、解決していくべき社会課題を「安全・安心」、「人手不足」、「環境」の3つに定め、現在、アジアで社会課題を解決する環境価値創造企業集団を目指し、様々な取り組みを実施しています。

変わらぬ思いと変えていくべきこと

当社グループは、創立から50周年を迎えましたが、社会で果たすべき役割は、これからも変わりありません。「環境価値」を創造し、人々の大切な場所を守り続けていくことです。 しかし、その手段や達成すべき水準は時代とともに変化します。
現在、当社が事業領域とするファシリティマネジメント業界では、人手不足が深刻化しています。こうした中、当社では、持続可能な事業モデルへの変革を目的に「人の技術」と「デジタルテクノロジー」を融合した新たな施設管理モデル構築に向けたDXを推進しています。

ステークホルダーの皆さまへ

近年、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ危機の発生などにより、事業を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした中、当社グループでは、これからも環境価値創造企業として「人々の大切な場所を守り続ける」ためにも、環境変化に適応しながら自らを変革し続けてまいります。
持続可能な社会の実現に向けて、世界が様々な課題に直面する中、ファシリティマネジメントを通じて、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」といった社会課題の解決を目指す企業集団として、当社グループが活躍すべきフィールドが益々広がっていることを日々実感しています。

次なる50年に向けて、新たな一歩を踏み出した当社グループの今後にご期待ください。


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