トップメッセージ

環境価値創造企業として、
これからも「人々の大切な場所を守り続ける」ために

当社グループは、2022年に創立50周年を迎えました。
これは、お客さまやパートナー企業、株主といったステークホルダーの皆さまの支えのもと、各時代の経営陣や従業員が「施設の安全・安心を守る」という創立の思いをつなぎながら、さまざまな挑戦を続けてきた結果に他なりません。
当社グループは、これからも環境変化に適応しながら自らを絶えず変革していくことで、環境価値創造企業として、人々の大切な場所を守り続けてまいります。

創立50周年を迎えて 変わらぬ思いと変えていくべきこと

・イオンディライトグループの原点
当社グループの原点は1972年5月に大阪で発生した千日デパート火災にあります。死者118名を出す日本ビル火災史上最悪の大惨事となりました。二度とこのような悲惨な事故を起こしたくない。そのために施設管理の「知識や技術」といった高い専門性を身につけ、「施設の安全を追求し、お客さまに安心して、ご来店いただける環境を提供したい」。これが当社グループ創立の思いです。
悲惨な事故に対する強烈な反省から、従業員わずか数名でスタートを切った会社も、今や日本全国、アジア各地でサービスを提供する従業員2万名超の企業集団へと成長しました。

・イオンディライトと経営理念「環境価値」の誕生
イオンディライトは2006年に前身となるジャパンメンテナンスとイオンテクノサービスが経営統合し誕生しました。そして、このイオンディライトという新たな会社がさらに飛躍するために何が必要かを議論し、生まれてきたのが現在の経営理念「私たちは、お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」です。「環境価値の創造」という言葉には、創立の思いである「安全・安心」から、さらに自らの提供価値を「清潔」や「快適」、「環境負荷低減」に至るまで広げることで、志をより高く「人々の大切な場所を守り続ける会社となっていきたい」という思いが込められています。当社グループは、2006年以降も、志を共にする複数の企業を仲間に迎え入れながら成長を果たしてきました。多様な背景を持つイオンディライトピープルが団結して成長を続けてこられたのは、企業活動の拠り所となるこの経営理念を制定したことによるところが大きいと考えています。

・変わらぬ思いと変えていくべきこと
当社グループは、2022年に創立50周年を迎えましたが、社会で果たすべき役割は、これからも変わりありません。「環境価値」を創造し、人々の大切な場所を守り続けていくことです。しかし、その手段や達成すべき水準は時代とともに変化します。例えば、新型コロナウイルス感染症が拡大する前後では、人々の「安全・安心」に対する基準が変化し、今では、あらゆる施設で防疫対策が当たり前となりました。当社グループが2020年より提供している「ニュースタンダードクリーニング」は、そうしたニーズの変化に即応し開発した防疫対策を組み込んだ清掃サービスの新基準です。
当社グループは、これからも環境変化に応じて、自らを変革していくことで、さらなる持続的成長を目指してまいります。そのために、未来のあるべき姿として掲げたのが「イオンディライト ビジョン2025(ビジョン2025)」であり、さらに、ビジョン2025に向けた成長を加速するために策定したのが2021年度を初年度とする中期3ヵ年経営計画(中期経営計画)です。中期経営計画では、「お客さま起点の経営」、「DXの推進」、「グループ経営」の3つを基本方針に、ビジョン2025の実現に向けた成長を加速してまいります。

ステークホルダーの皆さまへ

環境や人権問題など、持続可能な社会の実現に向けて、世界はさまざまな課題に直面しています。ファシリティマネジメントを通じて、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」といった社会課題の解決を目指す企業集団として、当社グループが活躍すべきフィールドがますます広がっていることを日々実感しています。
私たちは、これからも変化する環境や人々の価値観に適応しながら、自己変革し続けることで、人々の大切な場所を守り続けます。
次なる50年に向けて、新たな一歩を踏み出す当社グループの今後にご期待ください。


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