アジアでの事業拡大

アジアNo.1のファシリティマネジメント企業集団へ

私たち、イオンディライトグループは、アジアNo.1のファシリティマネジメント(FM)企業集団を目指し、日本のみならず、中国・アセアン各国で事業を展開しています。

経済成長に伴う都市環境の変化により、アジアでは、FMの市場が拡大傾向にあります。こうした中、当社グループでは、アジアNo.1のブランドを築くべく、エリア毎の文化や商習慣、法規制といった市場特性に応じた、お客さま起点のサービスを展開し、事業を拡大しています。

中国

アジア最大の成長エリアと位置付ける中国

アジア最大の成長エリアと位置付ける中国では、2007年に北京にて現地法人を設立。その後、蘇州市蘇房物業管理有限公司(現永旺永楽服務管理集団有限公司)、2013年に武漢小竹物業管理有限公司と現地有力企業を当社グループに迎えることで事業基盤を構築し、北京市、河北省、天津市、山東省、江蘇省、上海市、浙江省、湖北省、広東省、湖南省などにサービスネットワークを拡大しています。

中国では、社会インフラの整備や都市化の進展により、高品質なFMサービスへの需要が高まっています。当社は、日本国内で培ったノウハウや省エネ技術などを強みに、大型商業施設をはじめ、高級レジデンス、交通インフラ施設、地域再開発プロジェクトへの参画等、様々な施設や地域へサービスを展開し事業を拡大させてきました。

新規事業やM&Aにより多様なFMニーズに対応しつつ、サービスを拡充

中国では、多様なFMニーズに対応するため、物流施設におけるオペレーションサービスや軽食補給サービスの展開など事業領域の拡大にも積極的に取り組んでいます。また、こうしたオーガニックでの成長に加えて、M&Aも積極的に実施しています。

2021年度は、永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司(現永旺永楽服務管理集団有限公司)において、蘇州市で工場の業務受託に高い専門性と実績を持つ企業を子会社化しました。また、2022年度には、永旺永楽(中国)投資有限公司(以下、「イオンディライト中国」)※において浙江省や江西省で医療関連施設における業務受託に強みを持つ現地企業を子会社化しています。

今後も中国ではさらなる成長に向けて、投資機能を有するイオンディライト中国を中心に、各地域で事業基盤を有する物業管理会社や新規事業獲得を目的とした異業種企業へのM&Aの積極化を通じて、中国全土への事業拡大を加速していきます。

※2022年10月に投資機能を強化すべく、より広範な業務が可能となる投資性公司へと会社形態を移行し、商業を「永旺永楽(中国)物業服務有限公司」から「永旺永楽(中国)投資有限公司」へと変更

設備管理、警備、清掃など、幅広い事業を現地で展開

ASEAN

中長期的に大きな成長が期待できるアセアンで事業を拡大

当社では、アセアン地域を中長期的に大きな成長が見込めるエリアと考え、2012年にマレーシア、ベトナムそれぞれにおいて現地法人を設立し、同エリアにおいて事業を開始しました。その後、2018年にイオンディライトベトナムの営業拠点をカンボジアに設立し、同国での事業展開を開始。加えて、同年12月には、インドネシアで清掃事業を展開するPT Sinar Jernih Saranaを連結子会社化し、事業展開エリアの拡大を進めています。

以降、各国でそれぞれの市場特性に応じたサービスの展開により、着々と事業を成長させています。

また、中長期的にさらなる成長が期待できるエリアであることから、経営基盤の強化を図り、あらためて各国での成長戦略を描くことを目的に、2022年度より「アセアン本社」設立に向けた準備に着手し、マレーシアに地域事務所を開設しています。

アセアンでは、引き続き、各国での事業拡大や品質マネジメントの強化に取り組み、各エリアでの「環境価値創造」につとめるとともに、未進出エリアへの事業展開も検討してまいります。

現地人材の育成にも注力

成長著しい若さ溢れる国で未来を描く