組織風土改革の取り組み
組織風土改革は、イオンディライト
ビジョン2025の達成と、それを通じた企業価値の最大化に不可欠と考えています。良い組織風土は、これらの実現に向けた施策遂行と企業変革を力強く後押しするドライバーであるとの認識により、2021年度より新たに設置した風土改革委員会で取り組みを開始しました。
毎年実施しているモラールサーベイ(従業員意識調査)に加えて、2021年10月には「『組織風土』に関する質問票調査」を実施しました。ADグループ国内8 社の従業員のうち、WEB調査が可能な従業員6,215名に質問票を送付し、4,896名が回答(回答率78.8%)しました。設問では、当社と個人における働きがいに加え、ディライトウェイやチャレンジ・創造といった観点で従業員が感じる自社の現状を調査しました。
今後は、調査結果をもとにさらなるインタビュー調査などを進め、真の課題を抽出するとともに、人事評価・表彰・社内資格・報酬の各制度の見直しや、従業員教育によるディライトウェイの浸透促進に努めていきます。
長時間労働防止の取り組み
当社は、2020年より労使合同で締結した「未払い残業および長時間労働撲滅宣言」に基づき、ディライトな職場環境の維持向上を目指し、時間外労働・休日労働の管理徹底を行っています。各所属部署での月内での所定外労働時間の進捗確認と削減方法を検討するとともに、定期的に未払い残業調査を全社にて実施しています。また、変形労働時間制の活用や、テレワーク、WEB会議等の活用による、働き方の見直しも合わせて行っています。
フレキシブルワークによる多様な働き方の実現
当社は1カ月単位での変形労働時間制を導入しており、業務量に応じて労働時間を柔軟に調整することで、時間外労働の抑制、長時間労働の防止につなげています。
新型コロナウイルス感染症の予防対策を契機に、2021年度よりテレワーク勤務制度を導入しました。会社が承認した全従業員・出向者・派遣社員を対象に従来の出社のほか、「在宅勤務」「サテライトオフィス勤務」「モバイル勤務」を行うことが可能であり、自宅のほか、会社で契約するサテライトオフィスなど就業場所の多様化も図っています。
また、2021年9月に営業を開始した東京・神田の新本社オフィスでは、「Active Work Design」をコンセプトに自社内装・設計部門によるリノベーションを実施しました。従業員一人ひとりが自らの働き方をデザインし、能力を最大限発揮できるオフィス環境づくりを目指しています。他拠点との円滑なコミュニケーションのための通信環境整備や、サーカディアンリズムに対応した調光制御、オフィスアプリでの座席・会議室予約など、仕事の内容や目的に応じて、最適な働き方の実践が可能です。