地域のクライシスマネジメントを支援
災害時、被災設備の復旧や応援人員の派遣、関係省庁との調整、災害対応資機材/物資の調達など、お客さまのクライシスマネジメントを支援し、被害の最小化と施設の早期復旧に努めています。また、災害発生以外の平時においても、お客さまとともに災害への備えを進めています。
ADソリューションセンターを拠点とする危機管理
当社は、防災の中核を担う危機管理センターとして大阪市、愛知県小牧市(イオン小牧危機管理センター)の国内2箇所に「ADソリューションセンター(ADSC)」を設置しており、大阪のADSCは24時間365日の対応を行っています。ADSCでは、災害によるリスクに備え、常時、災害情報を収集・分析するとともに管理施設の異常有無を遠隔監視しています。地震・水害・大規模停電などの災害発生時には、ADSCを情報収集班とする組織的対応を行っています。
カスタマーサポートセンター(CSC)を通じた品質管理
お客さまの情報や要望を集約・蓄積し、それらを分析するカスタマーサポートセンター(CSC)を全国8支社に設置。お客さまが抱える個々の課題を正確に捉え、最適なソリューションを提供しています。
人手不足に対応しつつ、お客さまが求めるコストや品質に応じたサービスを提供し続けるため、デジタルトランスフォーメーションによる常駐設備管理員の省人化・無人化を通じて、CSCを中心とした新たな施設管理モデルの展開を進めています。従来の施設管理モデルから、お客さまに当社設備管理員をエリアでシェアしていただく「エリア管理」へと変革していきます。
また、2021年9月に営業を開始した新本社社屋(東京都・神田)内の関東支社CSCには、 ADソリューションセンター(ADSC)の代替機能を配備。ADSC大阪、ADSC小牧、関東支社CSCの3拠点でシステムやデータを共有し、危機管理機能のバックアップ体制を敷くことで、大規模・広域災害にもレジリエンスを発揮できる体制を構築しています。
ファシリティマネジメントのサービス品質
ファシリティマネジメント分野で世界初となる国際規格、ISO 41001の認証を2018年9
月に国内で初めて取得しました。施設とその周辺環境を戦略的に活用するファシリティマネジメントは、企業における生産性の向上、働き方改革、環境負荷低減、健康経営等、様々な課題への対処が求められる昨今、それらの課題解決に貢献する経営手法の一つとしても注目を集めています。
イオンディライトは同規格のISOマネジメントシステムと当社が長年培ってきた独自の業務品質基準を融合させ、グローバルレベルでのサービスを提供していきます。
取得概要
- 審査基準規格
- :ISO 41001:2018・JIS Q 41001:2021
- 登録番号
- :DC18J0001
- 登録日
- :2018年9月14日
- 認証事業所
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:TPCファシリティセンター、TPC十三オフィスセンター、新高島サイト
- 対象事業所及びサービス
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・大手製薬会社大阪本社におけるインテグレーテッド・ファシリティマネジメント(FMヘルプデスク、食堂関連サービス、設備保守、レンタル植栽、清掃及び事務代行)
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・大手製薬会社大阪工場におけるインテグレーテッド・ファシリティマネジメント(設備保守管理、警備、清掃、ねずみ・害虫等防除、緑化植栽管理、食堂関連サービス、制服等洗濯およびリペア業務、事務代行)
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・大手機器メーカー事業所におけるファシリティマネジメント(設備保守管理、警備(駐車場管理含む)、清掃、ねずみ・害虫等防除、緑化植栽管理及び受付業務)
技術コンテストを通じた品質向上
各分野の専門人材が各々の技術力を磨き、さらに現場で生まれたアイデアを当社グループの共有資産としていくため、2019年度より技術コンテストを開催しています。設備管理、警備、清掃の事業ごとに国内外のグループ企業に加え、共にサービスを提供するパートナー企業も参加しています。
設備管理の部では、作業の安全性からお客さま対応までを含めた技術力とチームワークを競い合います。警備の部では、現場単位の取り組み成果を、清掃の部では、施設利用者の「安全・安心」も含めた創意工夫に富んだ取り組みを発表しています。技術コンテストを通じて、自社はもとより、サービスネットワーク全体の「専門性」向上や、日々の気づきや改善案を自発的に発信し、業務に反映できる風土の醸成を目指しています。